2019/10/31 14:03

ブログをご覧頂きありがとうございます。


本日は少しシルクスクリーンについて書いてみたいと思います。
おそらく大半の方は服などにされているプリントの手法や特徴などはあまり知らずに普段お買い物をされてると思います。
という僕自身もすべてを知っているかというとそんな事はなく、各プリント手法によって様々な特徴などがあるかと思います。

シルクスクリーンのインクは白以外の色はバインダーと言われる透明の糊のようなツナギに顔料を混ぜて作ります。
市販で売っているインクもこのように作られています。
※半透明、不透明のバインダーもあるらしいです。
そしてそのままプリントすると白のボディならダイレクトにその色が出ますが色物のボディにプリントすると下地の色がインクに影響を与えてインクそのままの色とは違った色に見えます。
例えば青のTシャツに黄色のインクで刷ると緑っぽく見えるといったような。
それを防ぐために白のインクをカラーインクに少量ずつ混ぜて、テストプリントを繰り返して色が濃色ボディに発色するまで繰り返します。

ちなみにプリント業でインクのカラー指定があった場合、カラー指定のあったチップに極力近い色が出るまで調色を繰り返します。

インクが完成したら次はプリントです。
水性のシルクスクリーン印刷では濃色ボディ(暗い色)に淡色インク(明るい色)をプリントする場合、ボディを下敷きにスプレー糊で固定してから2回以上、奇麗に発色するまでプリントを繰り返します。
白のインクでも同じで複数回プリントします。

当ギャラリーではその場ですぐにプリント出来て持って帰れるというインスタント性を崩したくないため、複数回プリントを繰り返すのは時間的にも厳しいものがありましたが、試行錯誤を繰り返し、現在では一回で濃色ボディに淡色インクを充分に乗せる技法を導入しました。

そのやり方はまたギャラリーに来て体験していただければお教えいたします。

1回のプリントであり得ないぐらい発色しています。
これは経験者にはわかると思います。この違い。
ぜひ御来展ください!よろしくお願いします!

【50/50展】
@BOMB INK GALLERY
大阪市中央区西心斎橋2-13-13
ショウザンビル210
10/13-12/1(水曜定休)
13:00-20:00